インターネットのブラックリスト

ブラックイメージ

ブラックリストって?

お金の返済が遅れたりすると、信用情報機関に事故情報としていわゆる「ブラックリスト」に登録されます。ブラックリストに登録されると、クレジットカードの利用ができなくなったりローンが組めなくなったりします。

メールやWEBなどインターネットの世界も「ブラックリスト」が存在します。このブラックリストは、大量の迷惑メールをバラまいたメールサーバや詐欺サイトに使われたサーバや挙動不審なサーバなどのインターネット上の住所(IPアドレス)やドメイン名(メールアドレスの@の右側)が掲載されます。

掲載されたら、どうなるの?

たとえば、「迷惑メールブラックリスト」に掲載されたサーバから発信されたメールはどうなるのでしょうか?

受信側のサーバやセキュリティ機器は、メールが送られてきた際に送った側の信用情報を確認します。そして「迷惑メールブラックリスト」に掲載されたサーバから発信されたメールであれば、迷惑メールとして処理します。

どのように処理されるかは、受信した側によって様々です。着信拒否で返却、隔離や廃棄など、まともにメールが送受信できないようになってしまいます。

ホームページのサーバがブラック入りした場合は、閲覧側のフィルターに引っかかって閲覧できないようになったり、検索エンジンの順位低下や全く表示されなくなったりします。

ブラックリストの種類

1種類目は、世界中から不正や怪しいサーバの情報を常に集めて、そのリストを提供しているサービスや機関のもの。金融の世界の信用情報機関のようなイメージですね。
この種類の場合は、リストに自分のところが掲載されていないかを照会したり、掲載されてしまった場合に解除の申請をすることができます。

2種類目は、ドコモやauなど大手の通信会社やインターネットサーバ会社が独自に作っているリスト。
多くの場合、掲載される基準などの詳細が公開されていません。照会や解除についても各社に個別に確認する必要があります。

掲載されてしまう原因

よくある原因は、大量のメールを一斉に送る行為や存在しないメールアドレスに何度もメールを送る行為です。

この2つの行為は、自分が意図していない場合でも発生する事があります。サーバーがウイルスに感染したり、問い合わせフォームがスパム攻撃を受けてしまった場合などです。知らずに放置しておくと掲載されてしまいます。

ブラックリストに掲載されるとメールでのコミュニケーションに支障が出ますし、解除も面倒だし、完全復旧まである程度時間もかかりますしぃ、とにかくやっかいです。メールの不具合を感じたら原因の発見と早期治療が大切です。

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